ハリウッドでマクロビオティックが流行り、逆輸入するような形で今日本でもマクロビオティックが知られるようになりましたが、元々は日本人が実践していた食事法です。
人間の歯は臼型をしており、これは穀類をよく噛んで食べるための歯です。人間にとって自然に沿った食べ方とは肉、魚等の動物性食品や白砂糖を避け、穀類と野菜を中心に豆、海草等を食べることです。
- 一物全体・・・
- 何かを食べる時、それの一部分を食べるのではなく、例えば大根なら葉から根元までまるごと食べることにより、大根全てのエネルギーを体に取り入れ、バランスよく保つことができるのです。穀類も同様に、精白したものではなく、全粒・・・主に玄米を食べます。
- 身土不二・・・
- 体と土地は二つに分けることができない、つまり、その土地にできるその季節の物を食べます。
日本にできる林檎やみかんをそれらができる季節に食べることが日本人の体には合っているのです。また、例えば胡瓜等の夏野菜は体を冷やすもの。冬に食べるのではなく、暑い夏に食べるのに適しているのです。
- 陰と陽・・・
- この世のものは全て陰と陽のエネルギーを持っています。食べ物も陰のエネルギーが強いもの、陽のエネルギーが強いものがあります。陰性な物ばかり食べていては体がそちらに偏り、陰性な症状、例えば冷えや鬱等の症状が出てきます。そこで陰陽のバランスを考えて食材や調理法を選びながら食べます。
マクロビオティックな食べ方とは決して質素でおいしくないものではありません。私達の体は本能で陰陽のバランスを取ろうとしているので、おいしくないと感じるものはイコール体が欲していないものです。 体が必要としているもの、つまりおいしいと感じるものをおいしいと感じる味付けで食べるのがマクロビオティックな食べ方です。
そして自然に沿った食べ方をすることで人間本来の判断力や本能が冴えてきて人生思い通りにいくことも多くなり毎日楽しく愉快に暮らせるようになってきます。
LaCocinaDeMinaka(ラ・コシナ・デ・ミナカ)「マクロビオティックとは?」より抜粋
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